私が学生の頃っていろんな流行がありました。ポケベル、ピッチ、携帯へと変わった時代。まだ流行ってのはネットじゃなくてテレビや雑誌から始まっていました。それよりも先に情報を入手するには都市部の一部の口コミでしかなかったと思います。なので渋谷に行けば・・とかローカルから全国区に行くのはテレビや雑誌くらいでしか情報を入手していなかったのです。だからみんな同じ情報を見ていたので憧れやみんな同じという価値観が重要視されていたように感じます。
みんな同じものを見ていた時代
思い返してみればインターネットはパソコンでのみしか繋がらないし固定回線もISDNって回線で接続時間が長くなれば料金がどんどん上がるシステムでした・・・

まぁ、見たところで役に立つものでもなかったのが当時のネット状況でした。当時の私はヤフオクが始まりたてで中古品の売買に活用するくらいでした。ゲームだってまだプレステ2とかだしゲームもPCでは大したゲームはできなくてゲーム機でするものって感じでした。
そこから数年たって徐々にADSLになってどれだけ接続してもネット料金は変わらずになり、大学の授業でもメールでの提出物なんかも出始めてきました。ただ携帯はまだガラケーなのでメールと電話をするもので調べ物にはパソコンが必要な時代でした。
パソコンもネットにつなぐにはLANケーブルを繋げなければならないところから無線LANになり、Wi-Fiになりというのが現在ですね。パソコン自体も現在のパソコンは起動もかなり早く電源入れてから立ち上がるスピードもはやいですし、デスクトップパソコンに無線キーボードや無線マウスも普通になったように感じます。
そんな時代の変化で流行の質も大きく変わってきました。みんなが同じ情報に接していれば統一された商品が流行になり易いですが現在は情報の量も質も大きく増加し向上しました。情報は無料で有益なものが多くもはや情報でお金は必要ないのです。そこから先は情報に+エンタメ性でファンが生まれて価値が出るようになってきました。なのでみんなが知っているアイドルだけではなく少数しかいないファンでもアイドルとして成功できるし価値観も多様化してきました。なのでどうやってファンを作るかがキーポイントになると私は思います。
個別の時代
以前ならみんなが知ってる有名人、知名度と影響力がイコールだった。しかし今は私の中では凄い人でも周囲の人からしたら「だれ?それ」みたいなリアクションも皆さん経験ありませんか?これが今後増えてくると私は考えています。それはSNSとネットによって情報は統一された一方的な発信ではなくて受け手側が選べる時代になってきたので受け手側が好みの情報を選んで支持する流れになってきている。そこでは個人が情報発信を行えて、同じく支持する側も個人そのフォロワーの数が影響力となるけどもフォロワーの数だけでなくその中でもどれだけ深い影響力を持つかも今後の時代のポイントになります。つまりなんとなくフォローしている人の数と有料コンテンツ化しても着いてくるファンの数では今後有料コンテンツ化されても着いてくる本当のファンがいればたとえ少数でも価値はあるのです。「みんなが知ってるスーパーヒーロー」ではなく「私だけのヒーロー」ですね

SNS時代の流行
これはヒーローの数が増えれば増えるほど小さな流行はいっぱい起きると思うのです。そんな中でみんなが持ってるとまで大ヒットするのはかなり難しいと思います。それこそiPhoneだったりグーグルもしくはラインなどSNSを支えるものもしくはSNS自体というところでしょうか。以前であれば情報だけでなく体験することで価値を見出していたライブやショーはコロナで大ダメージを受け、VRやリモートで自宅にいながら映像に価値を見出す流れになりました。

小さくてもコミュニティが有りそこでの価値は各個人が見つけられるようになった以上、みんなが知らなくても流行は起きてる流れになる。情報はたくさんあり、その情報をもとに個人が価値を判断する。個人が価値を見出せば情報は拡散されて流れになる。たとえ大きな流れにならなくてもそれが今後の流行ではないか?
それが今の私が考えるSNS時代の流行です。ちょっと哲学じみてしまいましたねw
それではまた!
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