このシリーズは2021/4/13に米国レバレッジETFを7種各10万円、合計約70万円購入してその後どうなっていくかを分析してみようと思い始めました。今回で12か月目になります。好調な米国株を勧める意見は多いのにレバレッジは危ないという意見をよく聞きます。実際に購入してみてどうなったかを毎月記事にしてシリーズ化してます。これから購入しようか悩んでいる人や買い増しを考えている人に参考になればと思います。
今回の期間では
本用に上昇?為替の影響で混乱!
という結論です。詳細は考察欄にて。
購入したのは7種のETFで
SOXL 半導体
SPXL S&P500
TECL ハイテク株
CURE ヘルスケア
DRN 米国REIT
TNA 小型株
FAS 金融
この7種を各10万円程度の購入をしました。そして1か月ごとの結果をブログと動画で公開していこうと思います!
そして今回が12回目です。とうとう、計画していた最低実行期間の1年が経過した。早いものだ…
それではこの1か月経過でどうなったかを振り返ってみます。
2022年4月14日の結果
こんな感じです

特定口座分が同時、同額購入した分になります。一般口座はこれを始めて割安に感じたときに買い増しをした分になるので比較には含めないようにします。
その他の個別株やらもありますが無視してくださいw
DRN(REIT) +71229円
FAS(金融) +22285円
SPXL(S&P500) +33704円
TNA(小型株) -24906円
CURE(ヘルスケア) +77935円
SOXL(半導体) -26102円
TECL(ハイテク) +17073円
トータル +171218円
とこのようになりました。先月からの変化した状況を見てみましょう!
DRN(REIT) +33237円 →+71229円 変化+37992円
FAS(金融) +7549円 →+22285円 変化+14736円
SPXL(S&P500) +8269円 →+33704円 変化+25435円
TNA(小型株) -32939円 →-24906円 変化+8033円
CURE(ヘルスケア) +34503円 →+77935円 変化+43432円
SOXL(半導体) -24156円 →-26102円 変化-1946円
TECL(ハイテク) -967円 →+17073円 変化+18040円
トータル +25496円 →+171218円 変化+145722円
とこのような感じです。マーキングしたのは一番上昇したのと一番下落したものをマーキングしてます。しかし今月はすべてマイナスなので一番マイナス幅の少ないのをマークしてます・・・
そしてスクリーンショットを見ると分かると思いますが全て特定口座で購入したものが最初の購入分で同時、同額に購入して比較しているもので一般口座で購入しているのは日々の変化を見て前日比較して割安に感じたときに買い足した分で今回の比較データをもとに裁量取引に生かせるか自分で試しています。
考察
さて今月は為替のせいで混乱!という状況でしょう。
この1か月でCUREやDRNつまりはヘルスケアや不動産が大きく上昇したことになっている・・・
???
本当に?

これがCUREの1カ月を切り取った日足のチャートです。確かに上昇はしているけど113.1が134.9まで上昇している。でもこれで16%ほどの上昇だ。それに対して円ベースで考えると約10万円の投資金額に対してこの1か月で43432円も上昇している。40%以上だ。これが為替の影響ということか・・・

こちらがドル円の日足チャート。3月段階でもう上昇は始まっていたけど気が付くことが出来ていなかった。この円安は2003年以来の状況であり20年ぶりの状況ということを考えるとある意味大きなチャンスということかもしれない。
この機会に米国株を売却するという選択肢もアリということだ。
今は縁でドルを買うには厳しい状況なので逆にいえばドル建ての資産である米国株は売り時になるということだ。

長期で資産形成をしていこうとしている人にとっては刺激的過ぎて不向きだといわれるレバレッジETF 。メインとなるコア資産ではなくて投機的要素が強いように感じます。もちろん米国株自体は未来の見通しも明るいですが・・・
レバレッジをかける以上早期償還のリスク、手数料の割高さ、市場との乖離が起きるのがデメリットです。
今回の企画は米国のレバレッジETF7種を同時同額で購入し比較してみること。
これによって米国株の中でも何が最も成長したのか?そして資金の流れを時間とともに眺めることができると思います。
今回の3/14~4/14は
半導体以外すべて上昇
その中でも不動産とヘルスケアが大きく上昇
しかし実際は株価の上昇よりも為替で円安が進み円に換算すると資産が増えたというのが真実。
20年ぶりの円安!売り時か?
これが今回の期間の一番のメッセージです。
このメッセージは使い方としてトライオートETFのようなCFD取引であれば売りエントリーで下落を利益に変えることもできる。しかし売りエントリーはかつての失敗も経験しているので難しい。損失の拡大にもなりえるので注意が必要です。
レバレッジETF投資は今はまだトータルで+な結果になっているけど1カ月程度で資産が半分近くになる可能性も十分あり得る投資手法だということです。あくまでも余剰資金で行うべきですね~。積み立てでリスク分散するという考えもあるでしょうけど、コア資産になるにはリスクが高すぎだと思うのでコア資産はレバレッジは無しで良いと思います。そちらも毎月記事と動画でUPしてますので参考にしてみてください(積み立てNISA定期報告シリーズ)(動画版)

さて、スクショを見て気が付いている方もいるかもしれませんが楽天証券を活用しています。
日常生活で楽天サービスを活用して楽天経済圏の恩恵を受けている私としては欠かせないサービスなのですが口座開設も簡単でした。現在はSBI証券と楽天証券、そしてトライオートETFのインヴァスト証券の3つをメインで活用しています。
SBI証券に関しては長期積み立ての老後資産を行っており積み立てNISAとIDECOはこちらで行っています。
インヴァスト証券についてはトライオートETFなのでリスク高めの投資。
楽天証券については今回のレバレッジETFを行ってはいますが今後、また新たな活用もしていこうと考えています。

このように相場の動きが見えてくると今後の未来を考えて新たな投資先の検討に役立つようになるのではないか?と考えてブログ記事にしています。
今回でレバレッジETFの毎月の観察日記も12回。つまり最低継続期間として設定していた1年間が経過した。1年間での資産の増減はこんな感じだ。

まさにジェットコースター1か月で資産が15万円近くが増えたり減ったりすることもある。70万円の投資金額でこれなのだからやっぱりコア資産には向かない。不安定すぎる。
楽天証券では米国株をリアルタイムで株価を表示するには有料サービスになるのだけど1カ月に1回以上約定すれば無料になるので毎月1回以上米国株を細分化してナンピン買いしているという活用をしています。
これが今回の企画で得られる情報を有効活用できる方法ではないかなって考えていますがまだ感覚的な運用なので再現性という意味だとリアルタイムでない限り難しいとも思います。それでも考え方を知れば自分で同じような運用方法を取ることはできると思いますので良かったら参考にしてみてください!
大きな資産を入れるには中々リスキーな投資手法だけどサラリーマンの場合は給与収入というある意味安全資産が入り続ける限りこの手法で新たな投資先を見つければより良い資産構築ができるんじゃないかな?
それではまた!
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