トライオートFXでロスカットされた話

投資

私の投資情報発信のメインはトライオートETF なんですがトライオートFXも1年半くらい実施していました。動画でも一度話したのですがトライオートFXを撤退した話を深掘りします。

トラオートFXとは

FX取引とは様々な通貨間での価値の差を売りと買いで行い差額を利益とするものです。そして差額というのは非常に少額であるケースが多いのでレバレッジをかけるケースが殆どである。なので瞬間的な爆発力も大きいし少ない資本でも利益を上げることができる。

しかし通貨取引は平日は24時間取引されており瞬間的に大きく動くこともあるし長期トレンドでの推移もある。なので相場を常にチェックできる環境が必要になる。トライオートFXはそのFX取り引きを全自動で行えるようにプログラムを選び必要な証拠金を振り込んでおけば自動で売りも買いもエントリーしてくれ、一定利益になれば決済してくれるというサービスです。それぞれのプログラムで運用するとこの期間でこれだけの利益が出ましたという過去のバックテスト結果で年利~%くらいなども把握できるようになっている。

人間24時間は稼働できないし売りも買いも感情に左右されない自動売買はFXのリスクもコントロールできるんじゃないか?

FXは経験ないけど少額で運用していけば感覚もつかめてくるだろうということで運用をスタートし始めました。年始のフラッシュクラッシュも経験しましたがトラオートFXでの推奨証拠金を守っていれば耐えることができるレベルでした。なので資産のウェイトを少しづつFXに入れていき120万円程度で運用をしていました。しかし確定される利益はそれほどされず保有ポジションも増えてなかなか決済されないものが残ることが増えました。これは一定レンジの中で上がり下がりを繰り返すときにその差額で利益確定するのが基本発想だけど動きの幅が微少だと決済されず、そして逆にレンジから外れて大きく動いたときは塩漬けされてしまうのです。そして、保有しておくとそこに金利が発生するのだがこれは通貨によって+にも-にもなりえるのです。私が運用していたのがAUD/NZDですけど基本的に金利を狙ういわゆるスワップ狙いではなく差額で利益を狙うものなのですが長期保有でのマイナス金利は地味に利益を削られていきます。

トライオートFX2019年実績(トライオートETFとの比較)

2019年は1年間を通してトライオートFXとトライオートETF両方を程同金額投資して運用したのでその結果を比較する

トライオートETF

これが2019年1/1~12/31の比較の報告書になります。色々な項目があるので補足説明をまずします。

期首の証拠金委託金額・・・期間最初この場合1/1時点での預入額

期末の証拠金委託金額・・・期間最期この場合12/31時点での預入額

対象期間の入出金類型学・・・期間中の入出金合計

実現損益・・・期間中に決裁した利益(損切や金利手数料含む)

評価損益は抱えているポジションの損益です。決済していないので確定するまで利益になりませんが高値掴みで塩漬けするとここが膨らんでいきます。重要ポイントは主に上の方にある実現損益が結果ですので順番に比較していきます

まず投資金額は期末で比較します

トライオートFXトライオートETF
証拠金委託金額(期末)803299910915
実現損益(金利手数料など含まず)-11341184833
金利手数料分配金など-14129-28823

もちろん期間中の金額の移動がどの時期だったか、FXのマイナスは損切を自分で行っているのだから比較としては難しい部分もあるのだがあくまでも私自身の意見として捉えて頂けると幸いです。

投資金額に大きな差はないが1年間で差し引き156010円の利益を上げたトライオートETFに対してトライオートFXは-25470円となった。結果には大きな差が生まれた。

トライオートFXでロスカット

それでも継続していれば小さくでも利益を出し続けるかと運用していったが2020年3月コロナショックでETFは持ちこたえたがなんとFXの方でロスカットされ退場を余儀なくされたのだ。

これがその時のチャート日足

ロスカットされた部分がどこかを分かり易くマークしてみますと

ここなんです。たしかに大きく下げてはいるがそんな歴史的暴落とも言えないような感じですがこれでロスカットなんです。損害は約80万円ほど強制決済で吹き飛びました。耐えられたら大きな利益になっていたのもチャートから分かりますw

そこでコロナショックの時のトライオートETF(ナスダック100トリプル)を比較にチャートを出しますと

コロナショックはというと分かり易いですがこちら

分かり易い大きな下げです。そこで私が導き出した答えは

FX撤退

となります。理由を最後にまとめていきます

トライオートFX撤退の理由

①結果が出ない

その他の投資でトライオートETFだけでなく積立NISAの投資信託やウェルスナビ、楽天証券のETFなどよりも結果が出なかった。投資であれば結果を重視するのは当然ですね。

②得られる知識がなかった

新たな投資をを行うと結果を出すために様々な知識を取り入れるのですがインデックス投資の場合は私はアメリカ株で行っているのでニュースなどにも敏感になり経済ニュースにも詳しくなり、マネーリテラシーの向上にも大きく繋がりました。もちろんFXも関連はするのですが、例えば米中貿易戦争で暴落したとかコロナでロックダウンしてから在宅が増えてまずハイテク株が上昇したとか理由を考えやすかった。しかし、為替は複雑で単純な両国間の関係性だけでなく結果に対して理由が分からないことが多かった。

もっと表面上に出ない知識がないと難しい世界ではないか

③リスクが高い

トライオートETFもレバレッジにレバレッジをかけて3×5=15というハイリスクな部類のETFだがFXはそもそもがレバレッジありきの世界、そのリスクの高さから多くの富を得た人もいる分ギャンブル性が高い。そこまでは理解していたのだが運用して自分で体感しないと分からないので今回でそのリスクの高さが「今の」私には合わないことが良く分かった。経済界でのコロナショックは歴史的な大暴落だったといえますサーキットブレーカーまで発動し取引が止まることもありました。しかしFXにおいてのコロナショックはそこまでのものでは無かった。それでもロスカットされるほどであれば今後のリスクに対して耐える自信がない。

④24時間稼働

これはメリットでもありデメリットにもなります。ETFはアメリカのマーケット時間だけ取り引きされるが、FXの世界は土日以外24時間動き続けるのだ。これはいつでもスマホを起動すれば自分のお金が働いていてくれる感覚は楽しみでもありました。しかし反面でロスカットもそうですがスキー場への移動している月曜の早朝に運転中にロスカットされるという苦い思い出もあり、デメリットにもなると思います。実際FXは常にチャートを見てないとだめだという意見も多いようですしね。

最後に

私の場合はサラリーマンの副業として投資をスタートしたのでこのような考えになりました。現在は投資は投資で副業はその過程を情報発信することをビジネスに変えようとしているところですが。

そこでFXはもう少し専門性の高い知識と高い資本力があれば運用できるのかもしれないがゼロから始めるサラリーマンの副業という私のテーマで運用始めたばかりの私には少々難しいものでした。ETFは基本的には右肩上がりなアメリカ株という方向性が見えた中でなら運用の目途も立ちやすいというのが現在の私の考えです。しかし資産の大半がアメリカ株に左右されることになってしまうので今後はまたFXの世界に挑戦するかもしれません。その時はもう少し知識をつけてまた小額から運用してみようと思います。

それではまた!

トライオートETF

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