さて、先日のトライオートETFのTQQQ(ナスダック100トリプル)の新規受付無期限停止が急に発表され、7/31で新規稼働が出来なくなる。ツイッターでもざわざわとした感じが続いていました。これを機に撤退する人や可能な限りTQQQを続ける人FAS(米国金融株トリプル)やSSO(米国S&P500ダブル)で新たな運用をする人などトライオーターとしては大きな分岐点なことだけは確かだ。
現在の運用方法
現在の私の運用方法はTQQQ(ナスダック100トリプル)をヘッジャーで運用している。基本的運用方針としては有名ブロガー鈴さんがかつて考えた方法をもとにしています。

この方がかつて説明していた手法で無限ナンピン戦略という考えがベースになってます。実際のポイントは
・ヘッジャーを稼働させる(売りエントリーを停止させる)
・10%下落したら稼働しているヘッジャーを停止する
・新規でヘッジャーを稼働させる(売りエントリーを停止させる)
これのループです。
詳しくはこちらを
ちなみに鈴さんの無限ナンピンは一部売りエントリーを稼働させていたと思いますが私は売りエントリーは全カットです。
考え方としては基本的に上昇志向(右肩上がりの成長)を続けている相場であれば相場の下落時にナンピン買いをしておけば決済は自動売買が一定利益に達したら利確してくれる。つまり下落時に種をまいて上昇したら自動収穫というイメージです。

例としてこれがTQQQの日足チャートですが緑の点がおおよそ私が稼働停止と新規稼働を行ったポイントです。多少誤差はありますが下落したら行動する感じでしたがどれだけの下落幅で行動するかは感覚的に行っていたと思います(+_+)
概ね10$単位で区切り最高値から10$下がったら行動!
くらいに考えていました。しかし連続の下落があるとポジションを多く抱えてしまい不安になってきます。その時は下落しても行動しない。やもしくは口数を減らして稼動させるなどで柔軟に対応していこうと考えていました。
その結果は

ブロックで区切ったところが1か月単位で中の数字が確定利益額になります。この考えをスタートしたのは2020年10月くらいからになるので左から5番目くらいになります。そこからは利益の出方も安定してきたと思います。ヘッジャーの口数は5口を基本として行動しました。
注目点は白丸の月です。ここは上昇相場ではなくレンジ相場(一定範囲内での下落上昇)ですがある程度安定利益を出せています。
これは直接レバレッジETFを購入していてはこうは運用できないと思います。
一番左の3か月はコロナからの回復時にマニュアル取引で購入していた分を手動利確したものも多く含まれていてかなり危険な運用だったと今は思います。なので参考にはなりません。なによりも精神的にハラハラしていたので落ち着きません。これは結構大事なこと!

この無限ナンピン改で運用してからは今まで下落が怖いというマインドでしたが下落を楽しみに待てるようになりました。下落したら多くのポジションを持てて未来の利益に繋がるためです。もちろん抱えるポジションが増えすぎて証拠金比率が下がってくると少し焦りますがw
しかしそんな時にTQQQ休止の話題が急遽現れるのです・・・
TQQQ以外で何を始めるか
トライオートETFを撤退することは考えませんでした。ハイリスクな運用方法だけどそのリスクを取ったからこそ現在の利益が出せたこと。そして何より自分にとって継続できる今の手法を確立できたこと。これは充分収入の柱に育っている。
そこでTQQQを継続できる限り行いつつその他のサービスで同じ手法が通用するかを試そうと思う。そこでTQQQ以外の何を選ぶかですが・・・
トリプルの名がついているのは金融株トリプル(FAS)だけ
ダブルはS&P500ダブル(SSO)そして日経レバ、日経Wインバースとなります。
自動売買の強みを生かすにはボラティリティ(変動幅)が大きいことが大事だ。
そうでないとなかなかポジションを持てなかったりもしくは利確できないからです。なのでQQQではなくて3倍の動きのTQQQに人気が集まっていたのです。
次に私が考える大事な要素は右肩上がりの相場になり易いこと。
これはヘッジャーを売り無しで下がったら追加というスタイルは当然上昇しないと利確できないのです。ある程度レンジでも利益を出せていても日経のように20年以上最高値を更新していないとなると塩漬けポジションが多くなりすぎる・・・
なので米国株で検討する。

そうすると残った候補がFASかSSOになるんだけど・・・
FASならTQQQと同じ3倍の動きということでボラティリティを取ることができる。しかし相場の力強さに欠ける。コロナショックからの回復もS&P500やナスダックより鈍く不景気に弱いように感じる。
SSOはS&P500なので自分のコア資産積み立てNISAやIDECOもS&P500なのでなじみもある。なにより相場の力強さは間違いない。ジャンルに偏りもないので最も右肩上がりになり易い。3倍ではなく2倍になるのでボラティリティは少なくなるかもしれないからそこがネックだ。
SSOを選ぶ
FASもSSOも両方稼働させて実績で比較しても良いが資金的にも厳しい。そして相場のチェックに掛ける時間がTQQQも残っているのでタイムリーに動けなくなる可能性もあるため今回はSSOを選ぶことにする。
TQQQも現ヘッジャーが稼働できているので追加新規が出来ないけど過去の停止分を復活できるらしいので下落時の停止と新規稼働を過去分で補いつつSSOを並行して運用していく。
この記事執筆時はまだ比較するには期間が短すぎて比較にならない。1週間しか経っていないので。1週間だと
TQQQ 34417円
SSO 23779円
こんな感じです。今後の計測は新規稼働と停止という私のスタイルだと比較が難しくなります。それは下落した時に下落幅も違ければ停止や新規稼働のタイミングもずれてくるはずなんです。
全く同じ状況での計測が出来ない以上正確な比較は出来ないけどTQQQが休止する以上同じ手法を取れるサービスでなるべく近いリターンを目指す事。そしてTQQQを過去停止分を使い今までと同様な運用が出来るか。この2つをメインシナリオで行動していきます。
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