FXは私にとっては苦い思い出が・・・
2020年3月のコロナショック時に株価は急落。トライオートETFの含み損は100万円を超えてきました。こんな時のためにリスク分散と思ってトライオートFXのAUD/NZDも稼動させていたんですが!
こっちも急落してレンジから大きく外れてロスカットされました!(T_T)
ロスカットで失った資産は約80万円。
ではなぜ今もう一度FXの世界にチャレンジするのか?
FXとは
もういちど最初から考え直すためにも基本知識からざっくり振り返ります。
FX取引とは為替間取引だ。通貨間の価格差を取引して利益を得る手法だ。例えば1ドル100円で購入して120円で売れば20円の利益となる。
ただし通貨間の価格差は非常に小さな動きが殆どだ。当然でしょう?物の価値を決めるのが通貨で通貨間の価値の差が大きく動いてしまったら価値が崩れてしまう。もちろん大きく動きやすい通貨もあるのですけどね。
なのでFX取引のほとんどは非常に小さな金額差の中で取引をするのだけどレバレッジをかけて取引するのが殆どだ。レバレッジとは倍率をかけること。例えば1万円で100万円分の通貨取引ができる。先ほどの1ドル100円で購入して120円で売却をレバレッジ1倍で行うと
12000-10000=2000
つまり2000円の利益
これをレバレッジ100倍にすると
12000×100=1200000
10000×100=1000000
1200000-1000000=200000
つまり200000円の利益が出来る。
というもの。
実際には買う金額と売る金額に差(スプレッド)があったり、レバレッジをかけるには金利手数料がかかる。
そして何より怖いのがロスカットですね(+_+)
ロスカットとはレバレッジをかけるには自分の預けた金額以上の取引をするわけだからリスクが高くなる。
想像してみてほしい。あなたがお金持ちだとしてお金がない人にお金を貸して自分の金額以上の取引をしようとしていたら?

嫌だ怖い!
ですよね?
なので先ほどの事例で例えると1万円の証拠金を預けてレバレッジ100倍なら
1ドル100円で購入して1円下落したら
10000×100=1000000
1000000×(0.99)=9900000
つまり1円の下落で10万円の損になる。そこで0.1円の下落なら1万円の損。ここがロスカットポイントだ。これで預け入れた1万円が消失するので0.1円下がったら強制決済で証拠金の1万円までの損失で済むというものだ。
もちろんレバレッジの倍率やロスカットのポイントは証券会社やサービスによるし相場の急落でロスカットポイント以上の損失になる可能性もある。。ただ、構造は大体こんな感じだ。
私の失敗
私が行うのはインヴァスト証券が行っている自動売買のトライオートFXでFX取り引きを行っていた。自動売買プログラムでは指定した金額になれば買いや売りからエントリーして指定した金額になれば決済をする。なので24時間動き続けるFXの相場をAIに任せておくことができる。
そして様々な通貨間でこのプログラムを稼働させるには大体このくらいの証拠金を入れておくことを推奨という「推奨証拠金」があるのでそれに近い金額で運用をスタートした。
私が運用していたのは冒頭でも紹介していたAUD/NZDをメインに運用していた。これはその当時この通貨間のプログラムがバックテストにおいて一番リターン成績が優秀だったからだ。
しかし、運用スタートから1年経過しても予想の運用成績には程遠く、並行して運用していたトライオートETFと比較すると大きな違いがあった。比較については以下参照。
しかし、株価の暴落などはいつか必ず起こりなるべく分散することが望ましいという考えでFXもそのまま継続していた時にコロナショックが起きました。
この時株価の暴落のニュースが世界を席巻しているときに通貨の世界でも多き動きがあり、比較的安定しているAUD/NZDでも想定のレンジから大きく外れる動きが起きETFのナスダックよりも先にFXの方がロスカットとなってしまったのだ。

これは短期売買を繰り返して利益を出す仕組みのFXは想定レンジを外れる大きな動きには推奨証拠金では足りないこともある。証拠金比率の管理を本人の考えで管理する必要があったのだが経験がないとどれほどの証拠金でリスクをコントロールできるかが当時の私には分からなかったことが失敗の原因の一つだ。
そしてもう一つがバックテストを信用しすぎていたことだ。これも経験が足りなかったのが要因だけど過去の2年間では良い結果だとしてもこの先1年間が同じとは限らないのだ。過去の実績だけで運用を決めるのは絶対に避けるべきだ。つまりFXの世界は不確定要素が多く想定外リスクに対して脆弱なので資金力に余裕がないとロスカットリスクに耐えられず運よくリターンを得ることが出来てもそれはロスカットリスクの高い状態での運用となる。
なので当時の私は一度FXからは撤退を決めた。
FX再開の理由
再開とはいってもまず少額で始めたところだ。理由は様々だけど
①余剰資金で出来ること
生活防衛資金以上の余剰資金で新たな投資先を考えていた時に株価はどこも最高値の更新を続けていてここでエントリーする気になれずにいた。そして少額で出来る新たな学びも欲しかった。
②トルコリラのチャート

右の小さく〇しているところがエントリーポイントなのですが移動平均線を上値で破り下値で反発し始めていたので期待できるかな…と
正直テクニカル的にはあまり自信はありません。何となくです。

③トルコの政策金利が上昇した
これはニュース当時は「ふーん」くらいにスルーしていました。しかしトルコの政策金利は15%以上な事を初めて知ったのはこの時です。年利15%といったら高配当株でもそこまではなかなかありませんよね?
そこで興味を持って少し調べるようになります。
④投資先が米国に集中していた
地政学的に一か所に集中していると地政学的にリスクが集中してしまう。なので米国と関係性が薄い地域への投資も少しはしておくべき・・・か?

⑤ネット情報を疑う
トルコリラは右肩下がりで下落している。それは知っている。なのでみんなトルコの金利の高さに魅力を感じて投資をしていたが貨幣の価値が下がっていては金利以上に価値が下がり撤退をしてきた。ただ株価もそうだが悲観的情報の多い時こそ絶好のエントリーポイントなことが多い。逆にまだ上がるという情報が多いときが下落の始まりだったりもする。なのでここでエントリーをした。
⑥長期保有で考える
コレがわたしにとって一番のポイントだがこれは今までの小さく売買を繰り返すのではなく長期保有で考えている。
自動売買のメリットは無いがマニュアル注文で買いだけを入れて売ることをしばらく考えていないため決済額を指定していないのだ。
なぜか?
トルコリラの魅力は金利を受け取ることだ。つまり基本的には通貨の価値を上がることを期待するのではなく通貨を持ち続けて金利を受け取り続けることを目的にした。もちろんトルコリラの取引はみんなそこを期待しているのだけど・・・

でもこの金利差いわゆるスワップポイント狙いについては私のFX経験ではまだ行ったことが無いジャンルであり、そこから得られる知識があるかもしれないという期待もあるのです。
トルコリラへの期待
この記事を執筆している2021/1/7現在はトルコリラはエントリーしたポイントよりも上昇している。
でも、私が今回のトルコリラへの期待は金利差を受け取り続けることだ。この感覚はおそらく高配当株への投資に近いと考えています。株価の上昇に期待するのではなく配当を受け取り続けるという行為に近いのではないか?高配当株も高すぎれば経営が危うい可能性もあり、リスクとリターンの関係がトルコリラの金利も同じと言える。金利が高い通貨というのは基本的に新興国が多く通貨自体の信用が低くリスクが高い。だからこそ金利を高くして外貨を得るのだ。
現在の私は正社員雇用で独身の30代なので多少のリスクはとれる状況だ。そして副業の可能性を色々試して情報発信することが副業だ。
つ・ま・り

ブログネタが欲しいのだ!
・・・元も子もないですねw
ただ、投資を始めて様々な知識を得てきて自分自身に合う投資スタイルは自分で見つけるしかないのです。現在のネット社会はSNSが中心となって様々な情報が広告となっています。もちろんその人にとって真実なこともあるでしょうが情報の真偽を確かめることが難しくなってきています。
ならば致命傷を負わないように少額で自分で試す。これが一番だと私は思います。
金利を受け取り続ける感覚が自分に合うかどうか?
リスクが高く批判的コメントの多いトルコリラの真実は?
情報を疑ってエントリーしてみたのが今回のトルコリラ、自身の経験で今後も更新していきます。
それではまた!
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